キラキラ星の弾き方│鈴木ヴァイオリン指導曲集第一巻より | 岡山市でバイオリン教室を営むバイオリニストが演奏会のお知らせ等を発信

岡山市の黒田充亮ヴァイオリン教室です。

今日のレッスン日記です。

今日の生徒さんの教材は鈴木ヴァイオリン指導曲集第一巻よりキラキラ星。

私は最初の教則本はSUZUKIをオススメしているのですが、

それはこのキラキラ星があるからと言っても過言ではないです。

通常、ヴァイオリンの基礎のボーイングと言えばロングトーン。

元弓から先弓まで均一な音色で均一な音量で、弓の返しがわからないくらいレガートで音を繋げる。

言うまでもなく重要です。

弓の返しなんかは一生の課題です。

が、それ以上に重要だと考えるのが弓のキレ、瞬発力！

速い運弓で、しかもピタリと雑音を出すことなく弓を止めることができること。

これを身に着けてる人とそうでない人とでは音の凄みが雲泥の差です。

キラキラ星はそれを学習するのに適しています。

今日の生徒さんにも滾々とそれをお伝えしました。

この技術は本当に時間がかかるものでして…

早くて半年、プロレベルとなると下手すれば数年です。

そのような技術は後から身につければいいのでは？レガートの方が重要では？

という意見もありますが…

本当のレガートには指弓の技術が必須であると考えます。

一方でキレのある運弓には指弓は不要どころか邪魔になります。

弓指を使うクセがついてしまう前に、シンプルに弓を持って瞬発力と止める技術を養うことが重要と考えます。

こればかりは百聞は一見に如かず。

よろしければ体験レッスンにいらしてください。