原曲を聴こう～教本に取り組む時の心得│岡山市の黒田充亮ヴァイオリン教室 | 岡山市でバイオリン教室を営むバイオリニストが演奏会のお知らせ等を発信

岡山市の黒田充亮ヴァイオリン教室です！

今回は教本に取り組む時の心得の一つについて書いてみたいと思います。

ヴァイオリンの初心者・中級者の多くが取り組む教則本ですが、

そこに収められてる曲はヴァイオリンの為に書かれた曲でない場合であることが多くあります。

付属のCDやYouTubeの模範演奏をサラッと聴いて原曲が何の曲であるのか知らないまま過ごしていくこともしばしば…

例えば鈴木ヴァイオリン指導曲集や篠崎ヴァイオリン教本に乗っている『狩人の合唱』はオーケストラ付きの男声合唱曲ですし、

SUZUKIの2巻に乗っているブラームスのワルツはピアノ独奏曲、

篠崎に載っている菩提樹は声楽曲ですね。

原曲を聴くことでイメージが広がって演奏法のヒントになりますし、

何より本物の芸術作品に触れることで音楽性が豊かになります。

もっと言えば、取り組み中の作曲家の他の曲も積極的に聴いてほしいと思います。

その作曲家の語法が掴めてきますし、色々な演奏を聴くことで表現方法の選択肢が広がります。

色々聴いて勉強するというのは上級者にとっても大事なことですね。

もう少し話を変えて、

ヴァイオリンを弾いているとついついヴァイオリン関連の曲しか聴かなくなってしまうものですが色々聴いていきたいものですね。